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オンラインショッピングで注文した商品が発送されたとき、メールの件名や本文内で
- 「Your order is on the way」
- 「Your order is on its way」
というフレーズが使われているのを、目にされたことがあると思います。
日本ではあまりなじみのないフレーズなので、使われることが少ないかもしれませんが、海外販売サイトでは、「発送完了メール」で一般的によく使われるフレーズです。
では、「Your order is on the way」か、「Your order is on its way」を発送完了メールに使いたいけど、どちらを使った方がいいの?と迷われる方もいらっしゃるはず。
結論から言うと、どちらを使っても大丈夫です。
ですが、この2つには微妙なニュアンスの違いがあります。
「Your order is on the way」と「Your order is on its way」のどちらの表現を使うか迷われている場合は、こちらの記事で違いを詳しく説明していますので、お好きな方をお選びくださいね。
on the way と on its way の違いとは
on the way の意味
「on the way」の意味は、「途中にある」「向かっている最中」という意味です。
「Your order is on the way」は、
「あなたの注文は、向かっている途中です」 → 発送中(移動中)です
というようなニュアンスになります。
「on the way」の「the」は、特定の名詞を指していて、「the way」は道路などの移動経路を意味することから、「注文品が、陸路・空路などの途中にある」「移動中」という意味で使われています。
要するに、オーダーされた注文品が、
単にお客様の家へ向かっている道路、空路などにあって移動中ですよ。
ということを示しています。
on its way の意味
「on its way」の意味は、on the way と同じように「途中にある」という意味ですが、「特定のモノが移動中」、というすこし深めのニュアンスがあります。
「Your order is on its way」の場合、
「あなたの注文品は、向かっている途中です」 → 注文品(荷物)が発送中(移動中)
つまり、「its」を使うと「特定のモノ」は注文品(荷物)のことを指して、荷物が強調されているニュアンスを持っています。
on the wayが、単に配達中を意味するのに対して、on its wayは、「特定の物の移動中」を示す際に使われることが多いです。
注文品にフォーカスされたフレーズなので、受注制作などのオーダー品、ギフトの品など、特別なオーダーを受けた場合などには、on its wayを使ってみてもいいと思います。
海外販売以外での使用例
ちょうどこの記事を書いているときに、X(旧Twitter)のおすすめにこの2つが使われている投稿を見つけました。(なんという偶然!)
「on the way」と「on its way」の使い分けがとても分かりやすかったので、参考までに掲載します。
on the wayの参考例
Elon Musk is on the way to Zuck’s house to say Hi.
イーロンマスクはザッカーバーグの家に挨拶に行く途中です。
イーロンがザッカーバーグの家に向かっている道の途中、という意味で、on the wayが使われています。
「車で道の途中にいる」「車で移動中」、という意味では、on the way のとても分かりやすい例です。
このように、単に「移動中」「向かっている途中」を表す意味として、日常会話でもかなり使われているフレーズです。
on its way の参考例
The Crew-7 mission for NASA is in orbit, on its way to Space_Station!
NASAのCrew-7 ミッションは軌道上にあり、Space Stationへ向かっています。
「on its way」は、「特定のものの移動中」を示すと説明しましたが、この文章では、
Crew-7ミッションが「特定のもの」を指しています。つまり
「ミッションが、宇宙ステーションへ向かっている途中」
↓
「ミッションの進行中」
というように、ミッションが強調された意味になります。
まとめ
「Your order is on the way」と「Your order is on its way」の違いについて解説しました。
どちらとも、「あなたの注文品が配達中です」という同じ意味ですが、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。
- on the way: 単に荷物が発送中(移動中)
- on its way: お客様の “荷物” が発送中(移動中)
on its wayは、荷物が強調されているので、受注制作のオーダーやギフトの品を発送した時などに使い分けてもいいと思います。
とは言うものの、この2つはほぼ同じ意味なので、「発送完了メールの件名」などでどちらを使っても大丈夫です。
ピン!と来たほうをお使いください。
(ちなみに私は通常「on the way」を使っています。)
微妙な違いなので、言語化が難しかったのですが、ご理解いただけたら嬉しいです。
この記事がお役に立てれば幸いです。
Hope this helps!